寒い日に食べたい一品!岩手の郷土料理「芋の子汁」

料理

こんにちは、やまともです!

唐突ですが、寒い日って温かいもの食べたくなりません?
おでんやシチュー、ラーメンにお鍋と、、、色々ありますよね

そんな数ある料理の中で今回紹介するのが、食べるとほっこりさせてくれる一品!!


「芋の子汁」です!


なんだそれって思う人もいると思うので軽く説明しますね!


まずこの料理は僕の出身の岩手県の郷土料理でっす!


芋の子とは里芋のことで、平たく言えば里芋を使った汁物
(芋の子と聞くと小さいジャガイモ想像しそうですよね(笑)


味付けはしょうゆベーズでけんちん汁とかに近い気がするかな〜と


そしたら今回使う里芋と芋の子汁についてもう少し紹介するよ

岩手県産「二子いも」と「芋の子汁」



今回のメイン食材の里芋は「二子いも」という岩手で作られている里芋

なんでこの芋を使うのかというと、、、ぶっちゃけると僕の地元で作られているからっていうのがあって(笑)


もちろんそれだけじゃなくてちゃんと美味しいし、理由があるからなんですけどね

ここで少し二子いもについて紹介!





因みに他の里芋でも美味しく作れるのであしからず


ただ僕は二子いもの味が好きなのはもちろんなんですけど「柔らかいのに煮崩れしにくい」というところを気に入って使ってます


っていうのも作る量が多いので、煮崩れしにくいというのがありがたいんですよね(笑)



続いては芋の子汁のレシピについて少しお話しようかと思います


その前に忠実なレシピを紹介!

地元レシピ!



材料(2人前)

  • 二子いも 500g
  • 鶏肉 75g
  • つきこんにゃく(ところてんみたいなこんにゃく) 120g
  • しめじ 50g
  • 豆腐 100g
  • 長ネギ 75g



調味料

  • 酒 15cc
  • しょうゆ 100cc
  • 塩 少々
  • 鶏ガラ(半羽分)
  • 水 700cc



作り方

鍋に水と鶏ガラを入れ火にかけ、鶏ガラスープを作る

(市販の顆粒などの鶏ガラスープの素でも大丈夫!)

材料の下処理

二子いもは皮を剥いて、大きめにカット
その後塩もみor塩水につけてぬめりを取る

鶏肉は一口サイズ(小さめ)にカット

こんにゃくは熱湯をかけて臭み取り

しめじは石づきをカットして、手でほぐしておく

豆腐はさいの目にカット

長ネギは斜めにスライス(1〜2mm)


調理

鶏ガラスープに二子いもをいれ、分量外のしょうゆを大さじ2いれる

(このしょうゆは吹きこぼれをしにくくさせるためで、塩分をいれると吹きこぼれしにくい)

二子いもが柔らかくなったら(串がスッと入るくらい)鶏肉、こんにゃく、しめじをいれひと煮立ちさせる

しょうゆ、酒、塩で味を整える(分量はあくまで目安)

整えたら豆腐、長ネギを加えもうひと煮立ちさせたら完成!

ってな感じです!

で、レシピも紹介したしここで終わりなのかと思わせといて、、、

終わらないんだなコレが!(笑)

というのも今回僕が作る芋の子汁は「やまとも流」でして、、、(笑)

早い話、具だくさんにしたくて根菜類の野菜を加えたのが僕のレシピになってます

(イメージはけんちん汁みたいな感じ)

そんな感じでいってみよー

やまとも流「芋の子汁」



そしたらまず材料と調味料の紹介するよ〜



材料

  • 二子いも
  • 鶏もも肉(皮付き)
  • 大根
  • 人参
  • ごぼう
  • きのこ2種類(今回は舞茸と平茸)
  • 長ネギ
  • こんにゃく
  • 豆腐



調味料

  • ごま油
  • 濃口醤油
  • 砂糖



とまあこんな感じです!

具材の量はウチにある鍋と相談してみてください(笑)

因みに僕はこの鍋で

コレくらいの量を作ります(笑)

ここで少しポイントを

・やまとも流ポイント

きのこは2種類最低でも入れること!!
やっぱりきのこからでるダシは旨いので、種類多いほうが味に深みがでるよ!

ただ椎茸は香りが強いので外したほうが良いかも

鶏肉は是非もも肉を!

胸肉でも美味しいですが、筋肉質のもも肉のほうがかみごたえもありより美味しいかなと!

クッキングスタート!


そうしたら作っていきますか!

と、その前にざっくりとですが最初に一連の流れを簡単に紹介!

全体の流れ


  1. こんにゃく、人参、ごぼう、大根の順番でごま油で炒めます
  2. 全体に油がまわったら、水を加え一度沸騰させます
  3. きのこと鶏肉を加え軽く煮込み、調味料を加え二子いもを投入
  4. 沸騰したら豆腐を加えて、ここで味を整えます
  5. 二子いもが柔らかくなったら長ネギをいれて蓋をし、30秒煮込んだら完成!


ざっくり説明するとこんな感じです
(すいません、雑で(笑)

次から詳しく説明していきます!

下ごしらえ



まず最初にですが、材料の切り方であったり大きさは自由で大丈夫!

なお今回は火通りが良いように基本スライスでカットしてます

乱切りなどにすると野菜にごろごろ感がでて、食べごたえもでるのでそちらもオススメ!


ここでは僕のやり方でやっていきます



ただ、食べやすい大きさであればなんにも問題ナシなんで(笑)

・二子いも

皮を剥いて一口大にカット
その後、塩もみor塩水につけてぬめりをとります

(煮汁を濁らせないようにする効果や吹きこぼれをしにくくさせる効果がある)
因みに僕はカットのみでぬめりとりはしてません!手、抜きました(笑)


・大根


今回は二分の一で
皮を剥いてイチョウ切り(5mm〜1cmスライス)

・人参


今回は3本使用!
皮を剥いてイチョウ切り(2〜3mmスライス)

・ごぼう


今回は1本
皮をたわしなどでしっかり洗って斜めにカット(2mmスライス)

その後2〜3分酢水につけてアク抜き
もしくは水に1分つけるという工程を、水をその都度変えながら3回繰り返す

・きのこ(今回は平茸と舞茸)

平茸


舞茸


石づきをおとしたら手で裂けるものは裂く
裂けないものは(平茸やエリンギ)は食べやすい大きさにカット


・長ネギ


気になるようであれば、薄皮を1枚むいてから斜めにカット

(2mmスライス)


・鶏肉(もも肉)

皮付きのまま一口大より少しこぶりにカット

・こんにゃく


カットは厚さが2〜3mmの短冊切り
その後は熱湯をかけて臭み取り

・豆腐


さいの目にカット

以上が下ごしらえです!

調理スタート


まず鍋にごま油をしいて火をつけます

(サラダ油でも大丈夫!)

温まったらこんにゃくをいれ、強火で炒めます
(5分くらいでOK)

油で表面がコーティングされてます

次に人参を加え、油が馴染むように炒めていきます
全体に油がまわるように


にんじんとおなじように!

次はごぼうです
ここでもにんじんと同様、全体に油が馴染むように炒めていきます

(完全に火を通さなくて大丈夫です!)

どんどん具だくさんに!

大根を加えて油が馴染むまで炒めます
ここまでくると具材の量も多くなり混ぜるの大変ですが、、’、頑張りましょう!(笑)

このくらいが目安

大根が少し透き通ってきたら水を加えます
水の量は鍋に対して3ぶんの2いかないくらいがいいかなと

オレンジっぽい泡がアクです
まだまだ具材は増えます(笑)

一度しっかりと沸騰させます
この時アクがでるけど取らなくて大丈夫!

沸騰したらきのこを加えます



ひと煮立ちさせ、きのこが馴染んだら鶏肉を加えます


鶏肉を加えてひと煮立ちしたら里芋の出番!!

里芋を加えたら醤油と砂糖で味付けです

味付けは好みなのでその都度味見をしながら調整してみてね


味付けが終わったら豆腐を加えます
あとは里芋が柔らかくなるまで弱火で煮ていきます


あとは長ネギを上に散らして蓋をし、弱火で3分煮たら完成!!!

以上がやまとも流の芋の子汁レシピでした!


因みに出来立ても美味しいですが、二日目以降がより味が馴染んで美味しいです!

補足や注意点


まず寸胴のような大きな鍋で作るときは、寒い時期をオススメします!

というのも保存するのも大変だし、食中毒も怖いという理由があるので

何より寒い時期に食べるのが1番美味しいからっていうのがホントの理由(笑)


あとやっぱりある程度の量を作ったほうが、旨味がたくさんでるので美味しくなるんですよ!


因みに僕の場合だと最低気温が10度を切るようであれば寸胴に火入れ(食中毒の予防のために沸騰させること)は2日に1回やっています



食べるときはガス代節約のため手鍋などに移してその都度温めています

日がたつにつれ味が染み込んで美味しくなるんですよね!


それと出来立てを食べるときは一つ注意を!!

というのも鶏皮をつけたまま調理をしているので、結構油がでます

なので上だけちょろっとすくうと、油っこい汁になるので注意が必要!

しっかり下からすくうか、混ぜてからよそいましょう

(どうしても多い場合は取り除くのもアリです!)

たくさん作る利点


さあ、ここからはたくさん作る利点を説明します!

おそらく写真をみて作りすぎじゃない?って思った方もいると思うんですけど、、、


とんでもない!

むしろ僕的には足りないくらいで(笑)

って言うとどんだけ食うのよ!ってツッコミがきこえてきそうですが、、、(笑)

ほんとに重宝しているんです!!


なんで重宝しているのかというと、、、

利点①たくさん作ることで旨味UP!そして手軽に栄養を取れるところも


やっぱ1番の利点は旨味が増すことですかね!

材料が多ければ単純に出る出汁の量増えますから!

それにさまざまな野菜や肉を煮込んでいるいわばスープなので手軽に栄養も取れるところもgood!

忙しい朝なんかにも手鍋で温めれば簡単だし、あったかい汁物は寒い朝にはウレシイ一品です!


結論、インスタントより楽に作れて野菜もたくさん取れるので時間にも身体にも優しいのがほんとにありがたい!!!

利点②お弁当がラクチンに!


コレ沢山作っておくとホントお弁当作るの楽になるんすよ!

というのも明後日やっぱり時間ないじゃないですか?

それに毎日作るものだからできるだけ楽に、そして美味しいものがいいなと常々思っていて

だけど現実は時間ないからおにぎりだけとか、冷凍食品のおかずになってしまうときもチラホラと、、、


そんな時に芋の子汁が沢山あると楽にそして栄養たっぷりのお弁当があっという間に作れちゃうんですよ!


僕の場合は、手鍋に程よい量の芋の子汁を入れ火にかけます

温まるのを待つ間、冷凍ご飯をレンチンし、サーモスのマグにお湯を入れ予熱しときます

芋の子汁が沸騰したら、マグのお湯を捨て芋の子汁を注ぎます

そうこうしている間にレンチン終わっていると思うのでおにぎり作ったらハイッ完成!!


多分5〜6分あったら作れちゃって(笑)

めっちゃ楽なんです

こんな感じです


しかも塩おにぎりで食べる芋の子汁がほんとに美味しくて!

お昼が幸せー!って感じになるんですよ(笑)

あとアレンジも簡単にできるのもポイント高いです!

ご飯にはちぎった韓国のりを混ぜ込んでっと

よくやるのはコチュジャンをあっためる時にいれて韓国風とかね

あとは柚子胡椒いれてみたりとか


けっこう飽きずに食べれるのがまたいいんです

利点③リメイクで簡単ごはん!


コレできるの疲れた時にほんとありがたいんですよぉ(笑)


仕事帰りで身体はクタクタ、けどお腹はペコペコで、、、

そんな時にコイツの出番!!!

手鍋に適当にいれて、あっためたらうどん投入!

あっという間にけんちん風うどんの出来上がり!

野菜もたっぷりで、お肉もとれるし栄養もバッチリなんですよ〜

飲んだあとの〆にもオススメ!

因みにこの写真は乾麺のうどんで作っております


あとは手鍋であっためる時に少し濃い目に作っておいて

焼いたおもちにかけて雑煮風にして食べるともう、、、

こでらんねー!!(最高だー!!)

って感じです(笑)

あとあれば生のセリを刻んだヤツか、なければ長ネギ刻んだののせちゃったりなんかしちゃったら、、もう、、ね?

因みにこんど試そうと思っているのはカレーです!

これ和風カレーになって絶対うまいんじゃない!?って確信してて(笑)

少し水でのばしてカレールウいれたらあっという間じゃん!!って感じで時短にもなるし

、、、楽しみです(笑)

減ってきたらかさ増しするべし!


もうこれはズボラというか裏技というか、、、

どう受け取るかはおまかせします(笑)

ただ僕は長くいっぱい食べたかった、それだけなんです!(笑)


、、、普通に食べてお弁当にも使っているとどんどん減っていきますよね?

こんな感じになってきたら、、、

そんなときはかさましですっ!(笑)

足す具材はおまかせです

今回、僕は残しておいた大根と豆腐でかさまし(笑)

大根と豆腐をいれたら水を加えて量を調整

醤油、酒、砂糖で味を整え大根に火が入ったら、、、

またまた完成!!(笑)


そんな食べて飽きるでしょ!

ってお思われますよね?


、、、これが不思議と飽きないんですよねーーー!(笑)

最初は一品として食べていたけど、お味噌汁の代わりになったり、、、

あとは忙しい朝にはご飯にぶっかけて食べたり、、、

お酒の〆に飲んだりと

ほんと大活躍してくれるんです!!!

まとめ


そしたら最後にまとめしてきます!

まずはやまとも流ポイント!

  • ある程度、量を作ると旨味UPでオススメ
  • 野菜の切り方で味に変化つくので色々おためしを
  • きのこは最低2種類!(しいたけ以外で)
  • 鶏肉はぜひもも肉つかってみて
  • 出来立てを食べるときは上澄みは油膜なので下からすくうかよく混ぜてよそう!


とこんな感じ

因みに今回でた生ゴミの量は、、


これくらいでした!

そこそこ出るので燃えるゴミの日を確認してつくるといいかな〜と


これはあくまで僕のレシピなので、参考にしつつ皆さん作るときは自由に作ってみてください!

里芋と醤油ベースであれば「芋の子汁」といって良いと墨は思うので(笑)


寒い日はあったかい汁物を食べて身体の内側からポカポカにしていきましょう!!



ここまで読んでいただきありがとうございました!

ではでは〜

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